PFAS(有機フッ素化合物)に係る食品健康影響評価 パブリックコメント
2月7日、食品安全委員会がPFAS(有機フッ素化合物)に係る食品健康影響評価の評価書案を示し、パブリックコメントの募集を開始しました。
評価書案で示された許容摂取量20ng/kg/日は、米国や欧州と比べて著しく高い値(PFOAについて米国の666倍、欧州の64倍以上)となっています。
また、昨年WHOの国際がん研究機関(IARC)が「発がん性がある」としたPFOA(PFASの一種)について、評価書では「証拠は限定的」とし、発がん性を認めていません。
岡山県では昨年、吉備中央町の円城浄水場で高濃度のPFASが検出され、水道水を供給されていた住民27人の血液検査からは、高濃度のPFAS(PFOA平均171.2ng/mL)が検出されています(2021年環境省が発表したモニタリング調査平均は2.2ng/mL)。
国民、県民の命と健康を守る立場にたった評価書の策定が必要です。